「かわよ」とは
「かわよ」はおもにSNSなどで用いられる言葉で、「かわいい」という意味です。後述する由来から推察するに、「かわヨ・かわョ」という表記の方が先にあったのでしょう。
このほかの異表記として、かたちが似ている「∃(数学で使う記号で、存在限定子)」で置き換えた「かわ∃」があります。
「かわよ」の由来
「かわよ」の由来となったのは、「かわいい」の「いい」の部分を音が同じアルファベットの「E」で置き換えた「かわE」です。この「E」の代わりにカタカナの「ヨ・ョ」を使ったのが「かわヨ・かわョ」で、「かわいい」または「かわよ」と読みます。
「かわE」が「かわヨ・かわョ」と書かれるようになったのは、入力切り替えをしてアルファベットを打つよりも、切り替えせずに打てる文字や記号が好まれたからでしょう。
その後、「かわよ」や「かわ∃」(存在限定子)と書かれるようにもなりました。
「かわヨ」が広まったきっかけ
「かわよ」の原形である「かわヨ・かわョ」が広まったきっかけの一つは、『5ちゃんねる』のスレッドのひとつ『なんj』(なんでも実況J)だと言われています。
具体的には、「そのEの反対のやつどうやって打つんや」というレスです。投稿者がカタカナの「ヨ」を「Eの反対のやつ」と表現したのがユーザの印象に残ったのでしょう。「かわE」という書き込みの後には、「そのEの反対のやつ~」というレスを付けるのが流行したのです。
「かわよ」の使い方
「かわよ」は基本的に、「かわいい」の代わりに用いられます。しかし、「かわいい犬」のように名詞の前に置く場合、「かわいいですね」のように助動詞が付く場合は、「かわよ」で言い換えないようです。
【例文】
- (ケーキの投稿写真に対するリプライで)このケーキかわよ!
- (好きなアイドルに対して)○○ちゃん、かわよ!
- 手で包むとすぐ寝ちゃうウチのインコかわよ~