「バレテーラ」とは?意味や使い方をご紹介

どうでもいいような事で出まかせの嘘やごまかしを言ったら完全に相手にはお見通し。そんな時、つい「バレテーラ!」と開き直ってしまう。なんとなく「あるある」ですよね。40歳以上の人なら元ネタまで含めてイメージしやすい言葉、「バレテーラ」について紹介します。

目次

  1. 「バレテーラ」の意味
  2. 「バレテーラ」の由来
  3. 「バレテーラ」の使用例

「バレテーラ」の意味

「バレテーラ」とは、「うそや隠し事などが他人に知られてしまった」という意味の言葉である「バレているわ」が音変化した「バレてらあ」を、ラテンのノリで表現したものです。

「バレてらあ」を品詞的にもう少し細かく解釈すると、「バレる(動詞)」「て+いる(接続助詞+動詞の連語)」「わ(終助詞)」となります。「バレる」が「隠し事が明らかになる」という意味の動詞です。

音としては「テーラ」の部分にアクセントが来ます。イタリア語の「ボナセーラ(Buonasera、’こんばんは’の意味)」の発音をイメージすると解りやすいでしょう。

「バレテーラ」の由来

「バレテーラ」という言葉の元ネタは、1993年に放映された『クノールカップスープ』のCMです。小泉今日子が主演していた、「グッドモーニング、バッドモーニング」と題されたシリーズで、一本15秒で複数パターンが放映されたもののひとつです。

「朝帰り」というサブタイトルで、小泉今日子が演じる娘が上機嫌で朝帰りし、「友達のとこに泊まってきちゃった」と嘘をつきます。

即座に母親から「その友達から昨夜電話あったわよ」と返され、「バレテーラ!」と声を上げる。「’爽やかなグッドモーニング’が’気まずいバッドモーニング’」になる、という一編でした。

複数あったシリーズのうち、とくにこの「バレテーラ!」は一般へ広く浸透し、「バレてらあ」という心境表現、スラングとして定着しました。

のちにアニメ『クレヨンしんちゃん』で同じノリ、意味合いでのしんちゃんのセリフ「バレテーラペペロンチーノ!」でその当時の低年齢層にも定着し、世代を越えたスラングになったようです。

「バレテーラ」の使用例

・使用例1(待ち合わせをドタキャンしようとして)
A「ごめん、母親の具合が悪くて行けない。」
B「え、今そこでお前の母さんに会ったけど...」
A「バレテーラ!

・使用例2(とある職場にて)
C「Eさん(男)、今日はお休みですか?」
D「Fさん(女)も今日お休みですね。」
C「先月も二人一緒の日に休みだったことがありましたね。」
D「あー…。」
G(モノローグ)「あの二人がつきあってるの、バレテーラ…。」


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