「フィーバー」:意味
「フィーバー」には「熱狂すること」「興奮すること」「熱中すること」という意味があります。
他のことを忘れ、一つのことに異常に興奮し、心を注ぐさまを表しています。「テンションが上がっている」状態のことです。
「フィーバー」という言葉が流行したきっかけとなった映画、『サタデー・ナイト・フィーバー』は、日本では1978年に公開されました。ディスコブームを象徴する大ヒット映画で、監督はジョン・バダム。俳優ジョン・トラボルタの出世作として有名です。
使い方
- 若者達が大晦日に渋谷でフィーバーしている。
- ディスコでフィーバーしていた頃が懐かしい。
- 今年の夏はライブに参加して、フィーバーしたい。
- オリンピックで国民がフィーバーしそうなスポーツのランキングが発表されている。
色々な「フィーバー」
大流行
「フィーバー」は人々が何かに熱中しているという意味から、何かが大流行している様子を表します。人も物も対象です。「ブーム」という言葉に置き換えることができます。
【使い方】
- 日本は大坂なおみフィーバーに沸いている。
- 女子高生の間ではタピオカフィーバーが巻き起こっている。
- 長友の発言で、アモーレフィーバーが加速している。
パチンコ
「フィーバー(FEVER)」は、パチンコ機器メーカーである三共(SANKYO)が開発したパチンコ台のシステム、そのシリーズの名前です。
スタートと呼ばれる入賞口に球が入ると、中央に設置されたドラムが回転します。図柄が揃うと大当たりになり、中央下部の大きな入賞口が一定時間開放され続けます。
「フィーバー」は三共の登録商標となっているため、正式には三共の機器のみに用いられるべき言葉ですが、単に数字が3つ揃ったり、大当たりしている状態をフィーバーと呼ぶこともあります。
【使い方】
- 今、フィーバーしてるから話しかけないで。
- 昨日、フィーバーして儲かったから、おごってあげるよ。
ツムツム
「ツムツム」とはLINEで配信されているスマートフォン用のアプリゲームです。正式名称は「LINE:ディズニーツムツム」といい、画面中のキャラクターを3つ以上つなげて消すというパズルゲームです。世界的に大変人気があります。
「ツムツム」には「フィーバータイム」というボーナスタイムがあります。「フィーバーゲージ」がたまると自動的に「フィーバータイム」に突入し、5秒間プレイ時間が延長されます。さらにフィーバー中は稼いだスコアが3倍になるという効果もあります。
【使い方】
- ツムツムで高得点を稼ぐには、フィーバータイムを上手に利用するのがポイントです。
- フィーバー中はツムの落ちるスピードが早くなる。
英語の「フィーバー(fever)」
英語の「fever」には「熱狂」などの意味の他に「熱」や「発熱」という意味を持ち、風邪などの病気が原因で起こる発熱のことを表します。<hay fever>とは英語で「花粉症」を表す言葉です。
【使い方】
- His fever is down.(彼の熱は下がった。)
- I have a high fever.(高熱がある。)
- I have hay fever. I have a runny nose and itchy eyes.(わたしは花粉症です。鼻水がでて目がかゆいです。)