「ノームコア」とは?意味や使い方をご紹介

「ノームコア」という言葉を近年テレビなどでよく耳にするようになりました。おもにファッション関連の話題で使われる言葉なのですが、簡単そうでかなり難しい概念です。本記事では、「ノームコア」の意味や使い方について、解説していきます。

目次

  1. ノームコアとは
  2. ノームコアの使い方
  3. ノームコアを使うときの注意点

ノームコアとは

ノームコアとは、白や黒、グレーなどの落ち着いた色で、無地やボーダーなどのシンプルなデサインの衣服を着こなすファッションスタイルのことです。「ノーマル(普通)」と「ハードコア(筋金入り)」を融合させた造語です。

2013年にニューヨークのトレンド予測グループ「K-HOLE」が発表した概念で、翌年に流行していきました。その立役者となった人物の1人が、アップル創業者のスティーブ・ジョブズだと言われています。

当初はメンズファッションのニュースタイルとして話題になりましたが、現在ではレディースにも取り入れられています。ユニクロなどの低価格なブランドでも揃えられるので人気です。

ノームコアの使い方

ノームコアを使う場面は、おもにファッションの話題になったときです。シンプルな服を着こなしている人を褒めるときなどに使います。

  • 彼のコーディネートはシンプルだが、上手に着こなしており、ノームコアのテイストが感じられる。
  • 全身真っ黒じゃないか。それじゃノームコアというよりお葬式だよ。

ノームコアを使うときの注意点

ノームコアという言葉を使うときに注意したいのは、シンプルだからといって何でもノームコアだと言えるわけではないということです。

あくまで洗練されて見えることが重要なのであり、そう見えるかどうかは上下の取り合わせや色のバランスなど、着ている人のセンスやこだわりが影響してきます。

また、ノームコアはシンプルであるがゆえに、着ている人の人柄や社会的地位などの内面的な要素が影響しやすいファッションスタイルです。

ジョブズ氏がノームコアブームの火付け役になったのも、黒のハイネックを着ていたからではなく、社会に与えた影響が大きいからだと言えます。

このように、シンプルなだけでノームコアという表現をしてしまうと、聞いた人が違和感を持ってしまう可能性があるので、注意が必要です。

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