「腹心の友」とは?意味や使い方をご紹介

あなたには「腹心の友」と呼べる人はいますか?人によっては、「腹心の友」という言葉自体が聞き慣れない、「そんな言い方あったっけ?」と感じる方もいるかもしれません。ここでは、そんな「腹心の友」について、意味や使い方をご紹介します。

目次

  1. 「腹心の友」とは?
  2. 「腹心の友」の使い方
  3. 「腹心の友」の類語

「腹心の友」とは?

「腹心の友」(ふくしんのとも)を解説するにあたり、「腹心」という言葉の意味を確認しておきましょう。「腹心」の意味は以下の通り。

  1. はらとむね
  2. 心の奥底。考えの底。
  3. どんな秘事でも打ち明けて相談することができる者。心から信頼できる者。

「腹心の友」は、この3番目の「腹心」の意味に「友」を掛け合わせた言葉ですから、どんなことでも打ち明けて相談することができる友や、心から信頼できる友のことを表すといえるでしょう。

「腹心の友」の使い方

「腹心の友」は、心から信頼できるような友人を指して使います。「腹を探る」といった言葉にも見られるように、「腹」には心の底や考え、本心といった意味がありますから、何もかも共有して分かち合えるような友のイメージを持つと良いでしょう。

一般的には、友人の中でもとりわけ親しくしている「親友」のようなニュアンスと言ってよいでしょう。

例文

  • 腹心の友である〇〇は、私の食べ物の好みからちょっとした動作の癖まですべて把握していた。
  • いかに腹心の友とはいえ、国家の機密に関わる事項を彼に打ち明けるわけにはいかない。
  • 彼女は私の妹であると同時に腹心の友でもあり、お互いに家庭を持ってからも親しい交わりを続けて、いろいろなことを一緒に解決してきた。

「腹心の友」の類語

刎頸の友

「刎頸の友」(ふんけいのとも)とは、その友人のためならば、例え刎頚されようとも(=首を切られようとも)後悔しないほど親しく交際している友人のことを言います。

故事成語「刎頸の交わり」に由来する言葉ですが、「あなたのためなら首を刎ねられようとも後悔はない」と言えるほどの友愛は、非常に強いものといえるでしょう。

肝胆相照らす仲

「肝胆相照らす」(かんたんあいてらす)とは、お互いに心の底まで打ち明けて親しく交わることを意味する言葉です。

「肝胆」はその字の通り「肝」(きも)と「胆(い)」のことで、「腹心」をさらに具体化して「心の底」を表しています。


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