「パーナ」とは？意味や使い方をご紹介

「パーナ」とは、ジャニーズ事務所に所属するアイドルグループ「NEWS」のファンを指す俗語・隠語です。これは、同グループの代表曲の一つである「チャンカパーナ」にちなんだものとされます。

単に「パーナ」と呼ばれることもありますが、敬意（ときには皮肉）を込めて「パーナさん」と呼ばれることが多いのも特徴です。

【例文】

• 「気づいたら、いつの間にか自分もパーナになってました！」
• 「チケット、数分で完売だって！パーナさん、マジ半端ないってｗ」

「チャンカパーナ」は、NEWSが2012年7月にリリースしたシングル曲のタイトルです。「チャンカパーナ」は完全な造語で、「愛しい人」を意味しています。

ここでいう「愛しい人」とはNEWSファンのことを指すものとされ、このことが「パーナ」という呼称につながったとするのが定説です。

情熱的でリズム感あふれる同曲は、NEWSファンの間では当然のこと、一般の人からも多くの支持を集めています。

では、どうしてNEWSのファンが「パーナ」や「パーナさん」と呼ばれるようになったのでしょうか。

元々、ニュースのファンは「パーナ嬢」と呼ばれていました。たしかに、NEWSのファンは圧倒的に女性が多いのですが、中にはもちろん男性ファンもいます。

そこで、次に生まれたのが「NEWSガール」や「NEWSボーイ」という呼称です。ところが、その後発売された「チャンカパーナ」の登場で、徐々に「NEWSパーナ」という呼び方にシフトしていきました。

これは「NEWSを愛する人」や「NEWSにとって愛しい人」という解釈が一般的です。そして、この「NEWSパーナ」が略されて、現在は「パーナ」に落ち着いています。

「パーナ」という言葉が広まるきっかけとされるのが、いわゆる「パーナさん事件」です。ここで、「事件」の概要を確認しておきましょう。

始まりは、東京で行われたNEWSの野外コンサートが荒天のため中止・延期になったことでした。これだけならば、アーティストのコンサートでは特に珍しくもない話です。

ところが、コンサート中雷雨に見舞われたため、体調不良を訴えるファンが続出。中には病院に搬送された人が出るなど一時現場は騒然としたそうです。

また、コンサートが翌日に延期されたことから、地方から出てきたファンが地元に戻らず東京で一泊しようとしたことが騒ぎを大きくしたといいます。

なぜなら、来場者の一部が宿泊先を確保できていなかったからです。中にはツイッター上で泊めてくれる人を探す人まで現れました。一連のツイートをめぐっては、好意的な意見が寄せられる一方で批判的な意見も少なくなく、ネット上で物議を醸すことになります。

さらに事態を悪化させてしまったのが、デマの拡散です。行き場のないファンに対し「警察署や消防署なら泊めてもらえる」「ナンパ者や暴漢がパーナを狙っている」など、事実無根の情報が飛び交いました。

もちろん、中にはファンの方を心配してツイートしたケースもあったことでしょう。しかし、一部の心ない人によりデマが流されてしまったのも事実です。そして、これら一連の騒動を指して「パーナさん事件」と称されるようになりました。

「パーナあるある」とは、NEWSファンの人がやりがちな言動や考えがちな事柄を総称したものです。中には、一般の人でも理解できるものもあれば、ファンの人でないとまったく意味の伝わらないものもあります。

このツイートの中で出てくる「慶ちゃん」は、メンバーの一人である「小山慶一郎」さんを指しています。ツイートした人は小山さんのファンの方で間違いないでしょう。

そして、小山さんのことを検索しようとしたところ「恋人」という言葉が候補に現れて、少なからず動揺している様子がうかがえます。

検索した結果「恋人」とは同メンバーの「手越祐也」さんのことを指していることが判明しています。そこで、ファンとしては胸をなでおろしながらも、その「オチ」に笑いが込み上げてきたという事例です。