「おつむ」とは?意味や使い方をご紹介

「おつむ」という言葉をご存知でしょうか。「あたま」のことを指す幼児語として聞き覚えがあるという方も多いかもしれません。しかし、いったいなぜ「おつむ」と言うのか、語源はご存知でしょうか?ここでは、「おつむ」の意味や使い方を語源を含めてご紹介します。

目次

  1. 「おつむ」とは?
  2. 「おつむ」の使い方
  3. 「おつむ」の語源

「おつむ」とは?

「おつむ」とは、幼児語や俗語で「あたま(頭)」のことです。

「おつむり」が縮まったものであり、「おつむり」とは、簡単に言えば「丸くて小さいもの」の意です。(詳細は後述します)

「おつむ」の使い方

「おつむ」は、幼児の頭(身体のバランス的に、頭部が目立ちやすい)を指すほかに、「幼児のような頭」を指して使います。

見た目や部位としての「頭部」だけではなく、その中身である「脳」であるとか、「知能」を表すこともできます。

幼児以外に使う場合には、いわゆる「赤ちゃん扱い」のように、相手を馬鹿にしたり、侮蔑のニュアンスをこめて使ったりする場合が多く、しばしば「おつむが悪い」「おつむが足りない」といったかたちで用いられます。

例文

  • 二歳になった息子が、自分のおつむをぽんぽんと叩いて見せるのがかわいい。
  • よく計算問題を間違えるAくんは、同級生から「おつむが足りない」と言ってからかわれていた。
  • 男なんて、女の身体ばかりが目当てて、おつむの中身なんて気にしていないんでしょう?
  • きちんとおつむを働かせて、問題の解決方法を考えよう。

「おつむ」の語源

「おつむ」の元々の形は「お-つむり」、接頭辞の「御(お)」に「つむり」です。「つむり(つぶり)」自体が「頭」の意ですが、さらに語源をたどれば「粒(つぶ)」であり、「丸くて小さいもの」の意です。

「かたつむり」であるとか「つぶらな瞳」の「つむり」「つぶら(円ら)」も同語源と考えられています。想像してみれば、確かにどれも「丸くて小さいもの」ですね。

幼児の頭部はつるつるで、丸くてかわいらしいですから、「御」をつけて「つむり」、「おつむり」と言いたくなる気持ちも窺えるのではないでしょうか。


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