「アーカイブ」とは?意味や使い方をご紹介

「アーカイブ」という言葉を聞いたことはありませんか?「アーカイブ」は「保存記録」や「保管場所」といった意味を持つ言葉で、最近ではコンピューターやアプリケーションなどの分野でよく見かけるようになりました。ここでは「アーカイブ」の意味と使い方についてご紹介します。

目次

  1. 「アーカイブ」とは?
  2. 「アーカイブ」の意味:コンピューター関連
  3. 「アーカイブ」の意味:Gmail
  4. 「アーカイブ」の意味:youtube
  5. アーカイブの意味:ファッション業界
  6. 「アーカイブ」の語源

「アーカイブ」とは?

「アーカイブ」とは、文書やデータなどの記録を「保管する場所」や、保管されている「記録」そのものを指す言葉です。

また、動詞のように使うこともあります。たとえば「アーカイブする」と表現した場合は「保存する・保管する」といった意味を持ちます。

あらゆるジャンルで使われている

「アーカイブ」という言葉はあらゆる業界やジャンルで使われており、それぞれ意味や内容が少し異なります。

ただし元々の意味である「保管場所」や「記録」といったニュアンスは共通していますので、基本的な意味さえ把握していれば戸惑うこともなく、理解もスムーズに進むでしょう。

「アーカイブ」の意味:コンピューター関連

コンピューターの分野における「アーカイブ」には複数の電子ファイルを1つにまとめるという意味があります。またこのようにして仕上がったファイルのことを「アーカイブファイル」または「書庫ファイル」と呼びます。

アーカイブファイルを作る目的はいくつかあります。たとえば利便性の向上です。散らばっていたファイルが分かりやすく集約されていますので、必要な情報を閲覧したり抽出しやすくなります。

またアーカイブファイルを作成する際にはデータ圧縮を伴うことが多くあります。ファイルサイズが小さくなれば保存できる量も増えますし、転送もしやすくなります。

使用例

(A)

関連部署から大量に送られてきた資料データはアーカイブしといてください。

(B)

アーカイブから必要なデータを抽出しましょう。

「アーカイブ」の意味:Gmail

Googleが提供しているメールサービス「Gmail」における「アーカイブ機能」とは、既に読んだメールを削除することなく別の場所に隔離し、受信トレイから非表示にすることができる機能のことを言います。

読み終わったものの、すぐ削除したくないような重要なメールは、アーカイブ機能で隔離しておくと受信トレイがスッキリします。なお、アーカイブ機能によって隔離されたメールは削除されていませんので、いつでも確認することができます。

使用例

(C)

アーカイブ機能を使えば、受信トレイをスッキリできて捗るよ!

「アーカイブ」の意味:youtube

動画サイト「youtube」における「アーカイブ機能」とは、ライブ配信(生放送)が12時間未満の場合、自動的にライブ配信の内容を動画化する機能のことを言います。また、アーカイブ機能によって保存された動画自体のことを「アーカイブ」と呼びます。

使用例

(youtuber)

この前のライブ配信はアーカイブ化されているんで、よかったら見てみてね!

アーカイブの意味:ファッション業界

ファッション業界における「アーカイブ」も「保存」という意味で使われています。最近では、過去に評判だったデザインの服や名作と呼ばれたグッズなどを展示・販売する「アーカイブ展」を開催しているブランドもあります。

たとえば人気ファッションブランド「コム・デ・ギャルソン」では80年代から90年代のアーカイブを取り揃えた展示会が過去に開催されています。同じく人気ブランド「マルタン・マルジェラ」においても、ブランドの過去を振り返るアーカイブ展が開催されたことがあり、人気を博しました。

使用例

(D)

コム・デ・ギャルソンのアーカイブ展には懐かしい名作アイテムが並んでいた。

「アーカイブ」の語源

「アーカイブ」は英語の「archive」に由来しています。英語の「archive」には以下のような意味があります。

  • 記録保管所
  • 文書局
  • 公文書
  • 古文書
  • 書庫

とくに「archives」と複数形で使われる場合は、公共性の高い文書やデータや、およびその保管場所のことを指し、「公文書」や「公文書保管書」のことを表しています。

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